風と光が抜ける 緑に囲まれた家

2023年01月20日

風と光が抜ける緑に囲まれた家_01

風と光が抜ける緑に囲まれた家

 

1年を代表する魅力的なリノベーション事例を選ぶコンテスト「リノベーション・オブ・ザ・イヤー」

 

今回は、その中から激戦区の「1000万円以上部門」で2022年に最優秀賞を受賞した「Ring on the Green 風と光が抜ける緑に囲まれた家をご紹介します。

 

これからリノベーションを検討される方、特に美しいデザインをご希望の方は必見です。

 

 

物件は1988年築のRC造のマンション。中央に水回りがあり、細かく仕切られていることにより、視線と風が抜けない状態でした。三面採光がとれ、開口部が8つあるという利点はあるものの、ここは東京の住宅街の2階。開口の先に近隣の外壁や窓があり、近隣からの視線が気になることが課題でした。

 

90㎡のワンルーム

風と光が抜ける緑に囲まれた家_02

参照:Ring on the Green 風と光が抜ける緑に囲まれた家

 

間取りは、引き戸によって2LDKにもなるワンルームへ変更。細かく仕切ってあった壁は取り除き、どこにいても開口部からの光を感じる広々空間へ生まれ変わりました。

 

開口部が8つもある3面採光という、物件そのものが持つ魅力を存分に生かしました。

 

中央にオープンキッチンを据え、開口に対しての視線を抜き、自然光を豊富に入れると共に、風の通り道を確保しました。

 

熱と視線の遮断

風と光が抜ける緑に囲まれた家_03

参照:Ring on the Green 風と光が抜ける緑に囲まれた家

 

既存の出窓を利用し、インナーサッシを追加して断熱性能、遮音性能を向上させています。

 

既存の出窓とインナーサッシの間にはブラインドと植栽を配置。近隣との直接的な視線の交わりを回避し、直射光を制御するだけでなく、見た目にも美しい窓回りに。

 

”神は細部に宿る”といわれますが、窓回りの細部にいくつもの工夫ポイントが詰まっています。

 

アイコニックな照明

風と光が抜ける緑に囲まれた家_04

参照:Ring on the Green 風と光が抜ける緑に囲まれた家

 

中央のオープンキッチンをぐるりと取り囲むように吊らされたLED照明。天井を抜いて高さを確保しているので、吊り下げ型にしても圧迫感を感じにくくなります。

 

窓回りの造作、マーブルの床、コンクリートむき出しの天井と相まって、住宅というよりもオシャレな店舗のような雰囲気になりました。

 

8個もある開口部は、メリットにもデメリットにもなり得ます。既存の状態では、うまくメリットを生かし切れていない状態でした。

 

断熱のみならず、住宅地ならではの視線の問題もあります。それらの課題に対し、単に負を解消するだけでなく、90㎡ワンルームといった大胆な間取りやデザイン的な美しさも取り入れながら完成させています。

 

 

光と風が抜けない、近隣からの視線も気になる家が、タイトルの通り「風と光が抜ける緑に囲まれた家」へと変貌しました。

 

目の前の課題を解消しつつ、美しさも追及する。リノベーションならではの醍醐味が感じられる事例です。

 

これからフルリノベーションをしたいと考える方にとって、考え方・手法ともに理想にしたいもののひとつになるでしょう。

 

参照:Ring on the Green 風と光が抜ける緑に囲まれた家

 

 

大正生まれの古民家リノベーション

大正生まれの古民家リノベーション_01

新たな選択肢「テキスタイル」の魅力

新たな選択肢「テキスタイル」の魅力_01

住宅性能と住宅ローン減税の関係

住宅性能と住宅ローン減税の関係_01