リノベーションオブザイヤー2021

2021年12月03日

リノベーションオブザイヤー2021

リノベーション・オブ・ザ・イヤー2021

 

リノベーションに興味はあるけど、どんな空間にしたいのかイメージが湧かない。そういう方には、リノベ事例をとにかくたくさん見てみるのが良いかもしれません。ただし、インターネット上に溢れる多くの事例から気に入ったものを見つけるのは骨の折れる作業です。そこで紹介したいのがリノベーション・オブ・ザ・イヤー。選りすぐりの事例がここにはあります。

 

リノベーション・オブ・ザ・イヤーとは、年間で最も優れたリノベーション作品をリノベーション価格帯別に選定し各部門のグランプリと総合グランプリを決めるものです。今年も数多くの作品がノミネートされています。11月に一次選考が終わり、12月に受賞作品が決まります。昨年の受賞作品はアイワ不動産でもブログで取り上げていますので、まだの方はコチラから。

 

参考:リノベーションオブザイヤーグランプリ発表

 

では、2021年のノミネート作品を部門別に見ていきましょう。各部門からは一番イイネ数が多いものをひとつずつピックアップしました。イイネ数だけが審査基準ではありませんが、それだけ注目度を集めているということで、参考になるのではと思います。

 

1000万円以上部門:fallingwater -時間と共に-

激戦区の1000万円以上部門で最も多い2410イイネ(2021年11月末時点)を集めたのは築40年を超える旧耐震基準の戸建てリノベーションの事例。第三者機関の住宅診断を入れ、不足している耐震性、断熱性を向上することで築古の不安を解消。デザインはフランクロイドライトの落水荘をオマージュし、屋内でいながら自然との調和を感じる美しい仕上がりになっています。

 

1000万円未満部門pass a pass

細部に美意識が宿る福岡のマンションリノベーション事例。ドアの取手やスイッチなどは普遍的だけどどこか個性が光るセレクト。また、全部壊すのではなく使えるところは上手く残し、床材はリサイクル素材を使うなど、地球環境を配慮したエコな事例です。「部分的に残す」のは全部つくりかえるよりも技術が必要で、作り手の高い技術を感じさせる事例です。

 

500万円未満部門:世界を旅するネイリストが手掛けた部屋

500万円部門からは、世界を旅するネイリストが手掛けたお部屋がノミネート。人口減少傾向の中でも、未婚率や離婚率の上昇により、単身世帯は増加傾向にあります。よって単身でリノベーションをされる方も増加傾向に。単身でリノベーションされる方には男性・女性問わず参考になる事例です。

 

無差別級部門:災害を災凱へ

無差別級部門からは、リノベーション・オブ・ザ・イヤーの常連ともいえるタムタムデザインが手掛けた熊本県の観光施設のリノベーション事例がノミネート。2020年に発生した大雨災害の復興シンボルとなるよう願いが込められました。人が集まる観光拠点として機能しながらも災害時には避難場所になるという、災害に対する問題解決としてのリノベーションです。

 

以上、4部門のノミネート作品の中からそれぞれ最もイイネ数が多い作品をご紹介しました。授賞式は12月7日。結果が出ましたらまたこちらのブログでも取り上げたいと思います。どの作品が受賞するか、是非皆様も予想してみてください。授賞式を楽しみに待ちましょう。

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