リノベーションオブザイヤー'21受賞作品

2022年01月07日

リノベーションオブザイヤー結果発表

リノベーションオブザイヤー2021受賞作品ダイジェスト

 

1年で最も優れたリノベーション作品を選ぶリノベーションオブザイヤー。

以前の記事ではノミネート作品から各部門で最もイイネ数が多いものをピックアップしてご紹介しました。

 

今回は、その中から実際に受賞した作品をダイジェストでご紹介していきます。コロナ禍での暮らしの変化の要望は、いかに反映されているのか。

 

是非ご覧ください。

 

 

総合グランプリ:災害を災凱へ(タムタムデザイン+ASTER)

全エントリー228作品の中から総合グランプリに輝いた観光施設のリノベーション事例です。2020年7月熊本で発生した豪雨により、床上浸水の被害を受け土砂と残骸だけが残った観光施設は、リノベーションでどう生まれ変わったのか。伝統的なものと新しい素材をどう組み合わせ、いかに機能と意味を持たせていくか示唆に富んだ事例です。

 

参考:災害を災凱へ(タムタムデザイン+ASTER)

 

 

500万円未満:商店街の昔ながらの家

「これは本当にマンションの一室?」リノベーション業界に身を置いている筆者ですら、二度見してしまったこの事例。土足OKのモルタル仕上げの床、ロードバイクにオフィスデスク、壁一面の本棚。一体どこからインスピレーションを受けたのだろうと、そのルーツを紐解くとびっくり。「商店街の昔ながらの家のかたち」といいます。一見の価値あり。

 

参考:商店街の昔ながらの家

 

 

1000万円未満:リノベは続くよどこまでも

住まいに合わせてではなく、暮らしに合わせて住む。この事例ほどその言葉を体現しているものはないかもしれません。2007年に1度目のリノベーション。今回が2度目のリノベーションです。子供が小さいうちに家を買ってリノベーションされる方は増えていますが、子供が成長した際の「2度目のリノベーション」として、まさに教科書になるような事例です。

 

参考:リノベは続くよどこまでも

 

 

1000万円以上:都市型戸建てを再構築する

ペンシルハウスは暮らしにくい?ペンシルハウスとは、都心部でよく見られるコンパクトな土地に3階建てなどの高さを生かした戸建て。鉛筆のような形からそう呼ばれます。いわば揶揄されているわけですが、そんな負のイメージをアイデアと技術で覆しました。ネガティブをポジティブに変換する。リノベーションの本質を突いた事例です。

 

参考:都市型戸建てを再構築する

 

 

無差別級: BOIL_通信発信基地局から、地域参加型の文化発信基地局へ

新しい施設ができると人の流れが変わり、街が変わる。無差別級を受賞した事例は1974年築の元々通信基地局として使われていた場所を、ダンススタジオ、シェアキッチン、ブルワリー、コワーキングスペースが入った複合施設へとコンバージョンした事例です。こんな施設が日本各地にできたら、きっと街は活性化するのではないでしょうか。

 

参考:BOIL_通信発信基地局から、地域参加型の文化発信基地局へ

 

 

さて、一気に受賞5作品をご紹介していきました。これ以外にもフォトジェニックを極めた事例や団地の一室に車??な事例などバリエーション豊かな事例が掲載されています。

 

2022年、そろそろ引っ越すかなと考えているそこのあなた。

 

リノベーションは暮らしに合わせて住まいをつくることができる手段です。是非ご参考にしてみてください。

 

参考:リノベーションオブザイヤー2021

モールテックスが人気のワケ

モールテックス

R(アール)壁って何?

R壁

空間を格上げするカーテンBOX

カーテンBOX