空間を格上げするカーテンBOX

2021年12月10日

カーテンBOX

空間を格上げするカーテンBOX

 

窓まわりは面積が大きく、インテリアの大事な要素のひとつです。しかし、中古物件を購入してリフォーム、リノベーションされる場合、設計の段階で窓回りまで気に掛ける人はそう多くはいません。

 

あとから「こうしてよけばよかった」を防ぐために、今回は窓まわりの救世主「カーテンボックス」をテーマにお送りします。

 

 

早速、カーテンボックスのメリットを3つご紹介します。

 

 

1つ目は「遮光性」です。カーテンボックスを設置することで、カーテンの上部や横からの光漏れを防ぐ事が出来ます。更に遮光性の高いカーテンをつければ、ほぼ完璧に近い形で遮光性を保つことができ、光の漏れを抑えることができます。

 

夜勤がある方など、仕事上どうしても明るい時間に寝る必要があるという方には特にオススメです。

 

 

2つ目は「断熱性」です。温度調節における窓の重要性は高いです。これは、熱の大半が窓から出入りするため。カーテンを閉め切った際に隙間があると、熱や冷気が侵入又は放出してしまい、冷暖房効率が落ちます。

 

カーテンボックスを設置することで、外気の流入を防ぐ事ができ、暖房効率を上げることに繋がります。

 

 

3つ目は「デザイン性」です。カーテンレールを隠すようにつけることで、窓回りがスッキリします。

 

天井埋め込み式のカーテンボックスにすれば、天井が高くみえる効果も期待できます。

 

カーテンBOX02

参考写真:天井埋め込みカーテンボックス

 

上記の写真をご覧ください。

カーテンを天井から吊るした場合と、窓枠から吊るした場合の違いが一目瞭然です。たった数十センチの違いが、空間のイメージを大きく変えるのです。

 

では、カーテンまわりが美しい事例を見ていきましょう。

 

カーテンBOX03

上記の事例は、カーテンボックスが天井面に埋め込まれています。まさにホテルライクという言葉がぴったりの仕上がりです。

 

また、窓枠にボックスをつけるタイプで仕上げた場合はボックス上部にホコリがたまりやすく掃除が必要ですが、天井埋め込みにすることでメンテナンスの手間もありません。

 

カーテンBOX04

参考:Pinterest

 

上記の事例はカーテンボックスに照明を仕込んだ上級者編。カーテンボックス内の間接照明が、上からカーテンを照らしています。

すると、カーテンの表情に陰影が生まれ、お洒落な印象を与えます。光源が見えないぼんやりとした光は、人をリラックスさせ心地よさを演出してくれます。

 

 

意外と見落としがちな窓回りですが、カーテンの付け方次第で大きく印象が変わることがお分かり頂けたかと思います。中古物件を購入して、リフォーム、リノベーションされる際は是非窓回りの改修も選択肢のひとつに入れてみてください。

 

後からやるのは少々大変ですので、計画段階から頭の片隅に入れておくことをオススメします。

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