リフォーム瑕疵保険とは?

2021年08月20日

リフォーム瑕疵保険

リフォーム瑕疵保険とは?

「リフォームした後に欠陥が見つかったらどうしよう」

内容によっては数百万、一千万円くらいかかる場合もあるリフォーム、リノベーション工事。不安になるのも当然です。今回は、こんな不安をお持ちの方に向けて「リフォーム瑕疵保険」を分かりやすく解説していきます。

 

リフォーム工事に安心をプラス

リフォーム瑕疵保険とは、もし欠陥があった場合、欠陥部分の補修費用を保険でまかなってくれるもの。瑕疵保険はリフォーム会社が加入します。万一瑕疵があった場合は、保険会社からリフォーム会社に保険金が支払われ、欠陥部分を直してもらえるという仕組みです。万一リフォーム会社が倒産していても施主に直接保険金が支払われるのが特徴です。

 

リフォーム瑕疵保険に加入するメリットは?

 

第三者の検査を受けられる

リフォームの品質は誰もが気になるものです。リフォーム会社側が検査していたとしても、適当に検査しているのではと不安に思うこともあるでしょう。リフォーム瑕疵保険に申し込むと、住宅保証機構から専門の建築士が派遣され、検査が行われます。第三者、かつプロの目で工事の仕上がりや品質を検査してもらえるので安心です。

 

リフォーム会社選びに役立つ

リフォーム瑕疵保険は前述の通り、施主ではなくリフォーム会社が加入します。加入するためには、保険法人が定める一定の登録基準をクリアする必要があります。よって、リフォーム瑕疵保険に加入できる業者か否かは、リフォーム会社選びの一つの選定基準になりえます。後述の住宅瑕疵担保責任保険協会のHPから加入業者を検索することもできます。

 

万一倒産しても泣き寝入りの心配がない

リフォーム会社の中には数人という小規模でやっている会社も珍しくはありません。万一倒産してしまったら、と心配な場合も大丈夫です。リフォーム瑕疵保険に入っていれば、欠陥が判明した時点で万一リフォーム会社が倒産していたとしても、保険会社から直接保険金が支払われるため、泣き寝入りの心配は無用です。

 

リフォーム瑕疵保険のデメリットは?

一方で、デメリットともいえるポイントを3つご紹介します。保険料の負担は一般的には施主であること、保証期間は1年~5年程だということ、更に検査が必要なため工期が伸びることです。加入を具体的に検討される際には、①保険料いくらか、②保証期間はどれくらいか、③工期はどれくらい伸びるか、の3点は事前に確認の上、加入するかを決めましょう。

 

早めに瑕疵保険のことを伝えよう

リフォーム瑕疵保険を申し込むには、早い段階で保険に加入したいことを伝える必要があります。依頼予定の業者がもし事業者登録していなければ、登録の時間が必要だからです。遅くとも見積段階では伝えるようにすることをオススメします。リフォーム瑕疵保険についての詳細は、住宅瑕疵担保責任保険協会のHPからチェックしてみてください。

 

参考)一般社団法人 住宅瑕疵担保責任保険協会

https://www.kashihoken.or.jp/