住宅ローンの審査基準について解説

2021年02月12日

住宅ローン審査基準

住宅ローンの審査基準

「転職して年収が下がってしまった、住宅ローンっていくらまで借りられるの?」

「延滞してしまった記憶があるけど、住宅ローン借入ができるのか不安」

 

これは実際にお客様から受けたご相談です。今回は、同じような悩みを抱えている方に向けて、住宅ローンの審査基準について解説していきます。

 

まず、銀行は何をもとに融資可否判断をしているのかを抑えましょう。

「令和元年度 民間住宅ローンの実態に関する調査結果報告書」によると、金融機関が融資を行う際に考慮している上位の審査項目は下記です。これらの項目を元に、様々な角度から住宅ローン審査をしていきます

 

完済時年齢 99.0%

健康状態 98.5%

担保評価 98.2%

借入時年齢 96.8%

年収 95.7%

勤続年数 95.6%

 

では、ローンの審査を申し込んだけど審査が通らなかった、そんな場合はどんな理由が考えられるのでしょうか。

 

住宅ローン審査に通らないワケ

 

審査に落ちる理由①返済負担率が高すぎる

まず一つ目に考えられるのが、返済比率が高過ぎること。返済比率とは、年収に占めるローンの利息を含めた年間返済額の割合のことです。年収に対して借入額が多すぎると、返済比率は高くなります。返済比率には住宅ローンだけではなく、車や教育資金といった他のローンも合算して計算されます。

 

審査に落ちる理由②個人信用情報に延滞履歴がある

金融機関の審査では、住宅ローン希望者の信用情報を信用情報機関に照会します。このときにクレジットカードの支払いや他のローンで延滞の履歴があると、その滞納を解消していたとしても不利に働きます。もし心当たりがあるようであれば、住宅ローン審査申込みの前にCICなどの信用情報機関へ確認することをおすすめします。

 

参考:CIC

 

審査に落ちる理由③物件に問題がある

融資申込者本人に問題がなくとも、物件に問題があり、融資に通らない場合もあります。例えば、定期借地権で残存期間が残りわずかという場合や、オーナーチェンジ物件、既存不適格物件などは、どれだけあなたの属性がよくても、融資を受けられない可能性があります。

 

もしも審査に通らなかったら

ずばり、ひとつの銀行で諦めないことです。住宅ローンを扱う金融機関は銀行だけでなくノンバンクも数多く存在し、審査基準も異なります。ひとつの金融機関の審査に通らなかったとしても、他の金融機関でなら審査が通る可能性は十分あります。私も経験上、そのようなケースを多く見てきました。検討する金融機関の範囲を広げ、情報収集に励みましょう。

 

早めの事前審査を

物件を探し始める初期段階からロ―ンの事前審査をやっておくのがオススメです。なぜなら、気に入った物件に出会ってからでは遅いから。ローン審査で時間がかかっていると買い逃ししてしまうのは日常茶飯事なのです。早い段階で住宅ローンの事前審査を行い、どこの金融機関でいくら借りられるかの当たりをつけておくことが大切です。

 

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