空間イメージを集める

2021年01月22日

空間イメージ収集

Pinterestは家づくりの強い味方

今回はリノベーションを検討している方に向けて、空間のイメージづくりに役立つツールをご紹介します。それが、Pinterest(ピンタレスト)というアプリ。PinterestはWEB上にある画像を自分のボードに集めることができる画像収集サービスです。このデジタル版スクラップブックを家づくりにどう使うのか、そのヒントをお伝えします。

 

大量のビジュアルイメージを浴びることで自分の価値観に気づける

住宅購入は手間も時間もお金もかかるため、エネルギーが必要です。ワクワクするようなゴールイメージを持っていないと重い腰はなかなか上がらないもの。ゴールイメージを描くには、まず大量のビジュアルイメージを浴びることが大切です。ワクワクするイメージに大量に触れることにより、自分の価値観に気づくことができます。

 

そうやって固めたイメージを、建築士やデザイナーに伝える時にもPinterestは役立ちます。言葉だけでイメージを伝えるよりも、写真の方が格段に伝わりやすいからです。初めていく美容室で、言葉だけで髪型を伝えることを想像してください。ビジュアルイメージの大切さがお分かり頂けると思います。

 

うまく使いこなすための3つのコツ

一つ目は、英語で検索すること。日本語と英語では得られる情報量が違うからです。例えば「renovation」と「リノベーション」で検索してみてください。圧倒的な量の違いに気づくはずです。大量のビジュアルイメージに触れることを考えると、英語の方がより広く深く、未知なるワクワクに触れられる可能性が高いでしょう。

 

二つ目は、言語化すること。ある程度イメージが溜まってきたら、なぜそれが良いと感じたのか、自分の言葉にしてみましょう。なぜ良いと思ったのだろう、他との共通点はないかな、このイメージをみるとどんな感情が湧いてくるかな、などと自分自身に問いかけながら言葉にしていくと、価値観がより明確に固まっていきます。

 

三つ目は、構造化すること。Pinterestにはサブボードという機能があります。簡単に言えばフォルダ分けのようなイメージです。大項目→中項目→小項目というようにサブボードを使って構造化することで、自分自身が整理できるだけでなく、空間プランニングの際には、建築士やデザイナーに格段に伝わりやすくなります。

 

あなただけの「理想の家」ボードをつくってみて

同じくビジュアルを主としたSNSであるInstagramが「過去の他人のもの」に触れるサービスなのに対して、Pinterestは「未来の自分のため」の情報収集ツールです。一年のはじまり、未来の自分のためにワクワクするビジュアルイメージを集めてみませんか。まずは、「理想の家」ボードを作るところから。

 

参考:Pinterest

住宅ローン減税の基本を解説

住宅ローン控除

リノベーションオブザイヤーグランプリ発表

リノベーションオブザイヤー2020GP

避けるべき構造②「ピロティ構造」を知る

ピロティ構造