知ると物件選びが楽しくなる「用途地域」

2021年06月25日

用途地域

知ると物件選びが楽しくなる「用途地域」

今回は「用途地域」をテーマにお届けします。用途地域が分かると、実際にその場所にいかずとも、ある程度エリアの特徴をつかむことができます。用途地域は13種類あり、それぞれ性格が異なります。自分の理想のライフスタイルとマッチする用途地域はどこなのか。用途地域を知ると、より物件選びが楽しくなります。

 

用途地域とは

用途地域とは、「計画的な市街地を形成するために、用途に応じて13の地域に分けられたエリア」のことをいいます。建てられる建物の種類や高さ、大きさなどが制限されているので、用途地域によって住み心地や暮らしが異なります。13の用途地域は大きく分けて次の3つに分類できます。

 

住居系

13のうち、8地域が住環境優先の「住居系」です。この8地域のどれかに指定された区域には、基本的に大きな工場や商業施設は建てられません。

 

商業系

13のうち、2地域が主に商業施設などが立ち並ぶ「商業系」です。都心部の駅近を想像していただくとわかりやすいと思います。

 

工業系

13のうち、3地域が主に工場の利便性を高める「工業系」です。文字通り工場が多くあるエリアです。

 

エリアの特徴と理想の暮らしを合致させる

例えば、「住居系」のひとつである「第一種低層住居専用地域」は、いわゆる高級住宅街のような落ち着いた住宅街の性格をもつエリアです。落ち着いた暮らしを求めながらも、駅徒歩5分以内、スーパー徒歩圏内のような利便性を求めている場合、まず合致する物件が出てきません。そもそも店舗の建築が認められていない最も規制が厳しいエリアだからです。

 

このように希望するライフスタイルとエリアの特徴が異なっているまま物件探しをしていても、なかなか理想の物件には出会えません。通勤の利便性や価格から選ぶのもひとつの手段ですが、用途地域から選んでみるのも新たな見方ができていいと思います。引っ越してきたばかりなどで、エリアのイメージがつかないという方にもオススメの探し方です。

 

チラシはここをみる

チラシ

実際にチラシを見てみましょう。赤枠で囲ったところに用途地域の記載があります。こちらの物件は、「第一種住居地域」に位置しています。前述の「第一種低層住居専用地域」よりかは規制が緩く、住宅の他、商業施設、工場などが混在している市街地が多く見られるエリアです。カラオケボックスやパチンコ屋、馬券、車券発売所などは建てられません。

 

コロナ禍で外出が制限されている今、用途地域で街の特徴をつかみ、グーグルストリートビューで住所を確認すれば、在宅でもある程度暮らしのイメージをつかむことはできます。最近はほとんどの自治体が用途地域をホームページで公開しています。「○○(調べたい都道府県名や市区町村名)+用途地域」で検索して、物件探しにお役立てください。