データでわかる「住み替え」のリアル

2023年05月05日

住み替えとは

「住み替え」とは?データでわかる住み替えのリアル

 

今回のテーマは「住み替え」です。

 

かつては「一生に一度のお買い物」といわれていた住宅購入。しかし人生100年時代ともいわれる現代では、そのような認識は変わりつつあります。

 

ライフスタイルの変化に合わせて家を住み替えたいと考える人は増えているのではないでしょうか。

 

現在の住居を売却して住み替えを検討されている方!是非ご覧ください。

 

 

「住み替え」とは、文字通り新しい住居に住み替えることをいいます。

 

「引越し」と言葉は似ていますが、住み替えという言葉を使う場合、不動産取引が行われることが一般的です。

 

この記事では、一度購入した物件を売却して新たに物件を購入する「住み替え」について、実際に住み替えを経験した人のデータを整理してお伝えしていきます。

 

 

住宅購入者の16%が住み替えを経験

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国土交通省がまとめた令和3年度住宅市場動向調査報告書によると、2回以上住宅を取得している人の割合は、全国平均で住宅購入者の16.0%、三大都市圏では21.3%。

 

住み替えはハードルが高いと思われがちですが、30人のクラスで4~6人いると考えるといかがでしょうか。

 

また、三大都市圏では2回以上購入する人の比率が増加傾向にあります。

 

 

住み替え時の年齢は

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では、どんな人が住み替えをしているのでしょうか。

 

初めて家を買う人の年齢は「30代」が最も多く、住み替えにより2回目の購入をする人の年齢は、注文住宅、分譲マンション、中古戸建、中古戸建、中古マンションにおいて「60代」が最も多く、分譲戸建では「40代」が最も多いという結果でした。

 

 

住み替え時の世帯年収は

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次に、住み替えをした人の世帯年収をみていきましょう。

 

二次取得者の平均世帯年収は40歳未満で937万円、40代で1,197万円、50代で1,386万円でした。一次取得者と比較すると、全ての年齢層で二次取得者の方が、平均世帯年収が多いことが分かります。

 

ただし、どの年収帯であっても一定数割合があるため、平均に満たないからと諦める必要はありません。

 

 

以前の住宅の売却損益は

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最後に、住み替え前の住宅の売却損益をみてみましょう。

 

令和3年度はマンションと戸建てで明暗が分かれました。戸建ては「売却損」が-1,023万円、マンションは「売却益」が+137万円とむしろ売却することでプラスになっています。

 

過去5年のデータをみても、戸建よりもマンションの方が、価格が下がりにくいことが分かります。

 

 

まとめ

以上、住み替えについてのデータを整理していきました。

 

ハードルが高いイメージがある住み替えですが、住宅購入者の16%が住み替えを経験しており、世帯年収400万円未満から2,000万円以上まで、幅広い年収帯の方が住み替えを成功させています。

 

売却損益という観点からみれば、戸建よりマンションに軍配が上がることもわかりました。

 

 

住み替えを検討されている方の一助になれば幸いです。

 

参考:令和3年度住宅市場動向調査報告書

 

 

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