「小上がり」がオススメ!その理由とは

2023年04月21日

いまこそ「小上がり」がオススメ!その理由とは

いまこそ「小上がり」がオススメ!その理由とは

 

今回のテーマは「小上がり(こあがり)」です。

 

さほど目新しくはないですが、今だからこそオススメしたい理由があります。

 

近年、物件価格や工事費は上昇し続けています。予算的になかなか面積が大きい物件に手が届きにくくなっている今、気に入った物件を見つけても「ちょっとせまいな……」と思うことはありませんか?

 

そんなときは、小上がりが突破口になるかもしれません。

 

 

小上がりとは床の一部分を周囲よりも少し高くすることで作られるスペースのことを指します。

 

諸説ありますが、小上がりのルーツは和室にあるようです。

小上がり02

参照:Adobe Stock

 

なので「小上がり=畳」のイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。

 

小上がりは日本の伝統的な建築文化に根ざした構造として、現代の住宅にも取り入れられています。

 

では、具体的なメリットをみていきましょう。

 

 

メリット①収納力

まず一つ目が「収納力」です。

 

床下を収納スペースとして活用できるため、お部屋全体の収納力がUPします。衣類や布団、子供のおもちゃなど細々したものなどの収納スペースとして最適です。

小上がり03

参照:Adobe Stock

 

マンション全体の広さは十分だけど、収納スペースがちょっと足りないという場合、小上がりによって解消できる部分があるかもしれません。

 

 

メリット②快適性

二つ目に「快適性」です。

 

靴を脱いで生活する日本では、床に近い生活に馴染みがあります。とはいえ、地べたに座ったり寝転がったりするのには抵抗がある……そんな方にとって小上がりはオススメです。

 

床が高くなっているため、膝や腰に負担がかかりにくく、身体的な負担が軽減できるだけでなく、床に寝転がるという心理的な抵抗を抑えてくれます。

 

 

メリット③可変性

三つ目に「可変性」があります。

 

小上がりスペースは守備範囲の広い存在です。

 

子供たちがおもちゃを広げられる遊び場やお昼寝スペースにしたり、両親が泊まりに来た時の寝るスペースとして使ったり、子供が成長し個室が足りなくなったときには仕切りをつけて主寝室化したり……多目的に使用できる小上がりは、スペースの有効活用につながります。

 

 

心地よい小上がりづくりのため、素材選びは重要です。代表的な素材は畳です。

 

柔らかく肌触りがよく、調湿機能もあります。ホテルライクな感じであればカーペット、フローリングと色を合わせて木材でも統一感がでます。素材によって、肌触りや断熱性、湿気に対する強さなどが異なるため、自分の好みや用途に合わせて選ぶことが重要です。

 

 

限られた面積を有効活用する鍵は「デッドスペースを極力つくらないこと」「スペースを多目的化する」ことです。

 

多目的使用が可能で、上部をくつろぎスペース、下部を収納スペースにできる小上がりはまさにそれを満たしています。

 

どうしても広さが足りないのでなんとかしたい!という場合は、是非小上がりを検討してみてはいかがでしょうか。

 

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