センシュアスシティとは?
2022年05月06日
「わたし」がしあわせに暮らせる街 ― センシュアスシティ
「好立地で駅近の物件。確かに魅力ではあるものの、本当に自分にとってこの物件がベストなんだろうか……」
物件探しをしていて、こんな風に感じることはありませんか。
今回ご紹介するのは”センシュアスシティ”という考え方です。
物件選びにお困りの方は、新たな切り口で物件を見ることで突破口が開けるかもしれません。是非最後までご覧ください!
センシュアスシティとは、ひとことでいえば”五感が喜ぶ街”のことです。
ただ、感覚をはかるのはとても難しいことです。では感覚を動詞ではかったらどうなるか?そのような試みから生まれたのが”センシュアス指標”です。
調査では「あなたは自分の街で過去1年間○○をしましたか?『はい』か『いいえ』でお答えください」と聞かれます。街での行動、すなわち体験価値が街の評価基準です。
上記のセンシュアス指標の中から3つピックアップして具体例をご紹介します。
1.ロマンスがある
20代から30代前半の若い独身世代にとって、ロマンスがある街というのは魅力に感じるのではないでしょうか。
「ナンパされた」「路上でキスした」とありますが、いやらしい意味ではなく、都市部では普通に見られる光景であり、こういうロマンスがあるかどうかが指標になっています。
仏パリなどはまさにロマンスを象徴した街といえます。
2.機会がある
仕事に脂がのりはじめた30代から40代の世代には「機会があるか」が大切になるかもしれません。
例えば、刺激的で面白い人たちが集まるようなイベントやパーティーに参加できることや、コンサートやクラブや美術館などで感動できること。また、友人や知人のネットワークの中で仕事が生まれること。
このようなチャンスに恵まれているのかどうかがはかられます。
3.食文化が豊か
「食文化が豊か」とは、レストランが何軒あるかという統計的なデータではなく、美味しいものが高価なものから安価なものまであることや、地元の食材、ローカルフードで地産地消の食生活ができることなどが評価として挙げられています。
地ビールやローカルワインはずっとトレンドが続いていますが、まさにこのことです。
静岡でいえば、さわやかのハンバーグが当てはまることでしょう。
あなたが住む街はどれが当てはまる?
過去に住んだ街、旅先で立ち寄った思い出の街、現在住んでいる街……よく訪れる街について、センシュアス指標に当てはまるものはありませんか。
あなたが心地よいと感じた街にはどこか共通点があるかもしれません。
それが「食文化」なのか「ロマンス」なのかは人それぞれ。指標で当てはまるものがあれば、それがあなたの住みたい街のヒントになります。
物件を見に行った際に、近くのパン屋さんに寄ってみたり、その街のお寺や神社を訪れてみたり……なにか行動を起こすことで「誰か」が良いと言った街ではなく、本当に「わたし」が良いと思う街に出会える確率がぐっと高くなります。
物件探しに「センシュアスシティ」という考え方を取り入れることで、満足いく物件購入につなげていきましょう。