唯一無二な「造作家具」の魅力
2022年04月01日
唯一無二な「造作家具」の魅力
“お気に入りがなければつくっちゃおう”
造作家具なら理想の空間が手に入ります!
ということで、今回のテーマは「造作家具」です。
中古物件を購入してリフォームやリノベーションをする際に「造作家具」という切り札を持っておくと、よりプランの選択肢が広がります。
特に空間へのこだわりが強い方や、既製品の家具では好みのものがなかったという方、必見です!
建築の現場で言われる「造作」は、建物の内部にある部材や設備、もしくは建築における仕上げ工事のことを指します。例えば、天井・床・階段・敷居などです。しかし、ここでいう「造作」とは大工さんがつくる作り付けの家具や棚、収納スペースのことを指します。大工さんの手によってつくられる家具には様々な魅力があります。
暮らしに合わせた唯一無二の家具が手に入る
参考画像:Pinterest
造作家具の最大のメリットは”唯一無二のオリジナルな家具が手に入ること”です。
既成品ではなかなか見られない、生活スタイルに合ったオリジナル家具がつくれます。
例えば、ペットが喜ぶ本棚を兼ねたキャットウォーク、レコードや機材の大きさにピッタリ合わせたDJブース、アパレルショップのような服収納スペースなど。アイデア次第で可能性は無限大です。
素材・色味が自由に選べるのも魅力のひとつです。既存の家具でコーディネートする場合、色味や素材の組み合わせを吟味して選ぶ必要がありますが、造作なら空間全体のテイストに合わせてつくるので、統一感のある空間に仕上がります。
インテリアショップを巡ってみたものの、好きな色味や素材が見つからない場合は造作家具の出番かもしれません。
また、造作家具なら家具のサイズをミリ単位で寸法指定ができます。
色味や素材が好みでも、高さや幅までピッタリの家具を見つけるのは至難の業です。
例えば、壁一面の本棚をつくりたい場合、お手持ちの本に合わせてサイズを調整することができます。上段は文庫本用、中段は写真集やアートブックなど大型本のディスプレイ用、下段は扉をつけて実用書用。自分だけの本棚の完成です。
既製品と造作家具を使い分けるのがコツ
デメリットを挙げるとするならば、模様替えの柔軟性やライフスタイル・好みの変化にあわせて取り替えられるというフレキシブルさでは、既製品の家具の方が向いています。
また、オーダーメイドでつくるがゆえにコストも既製品よりも高くなる傾向にあります。
よって、造作と既製品それぞれの良さを取り入れて、使い分けをするのがオススメです。
今回は、「造作家具」について解説いたしました。
造作家具として取り入れやすいのは本棚・キッチンカウンター・ダイニングテーブル・クローゼットやワークスペースなどです。
まずは既製品で好みのものがあるかを探してみたうえで”これだ!”と思う家具に巡り会えなかった場合は「造作家具」を選択肢にいれてみる、という流れが合理的です。
是非、よりよい住まいづくりの参考にしてみてください。