『正直不動産』ドラマはじまる
2022年03月11日
『正直不動産』ドラマはじまる
今回は、4月から始まる不動産がテーマのドラマをご紹介します。
その名も『正直不動産』
人気連載中のマンガ原作をドラマ化したもので、不動産業界の裏側と、家をめぐる人間模様を描くお仕事コメディーです。
舞台となる不動産会社の営業「永瀬」を演じるのは山Pこと山下智久さん。今春大注目のドラマです。
不動産取引の裏側をコメディータッチで
登坂不動産の永瀬財地は、口八丁の嘘つき営業でナンバーワンの成績を叩きだすエース。しかし、とあることがきっかけで嘘が全くつけない身体に。千あるうち、本当のことは三つしかない「千三つ」とも揶揄される不動産業界で、嘘をつけなくなった永瀬の成績は右肩下がりに。
全部ぶっちゃけてしまう「正直営業」は果たして通用するのでしょうか。
原作マンガでは、「事故物件」「囲い込み」「地面師」など実際の不動産取引でも発生しうるものが取り上げられ、妙にリアルです。ルールの抜け道を巧みに利用しようとする悪徳業者、それを敏感に察知し阻止を試みるベテラン、今まさに騙されようとしている客、義理人情で動く上司。
1つの取引の裏にあるスリリングな駆け引きを楽しめます。
このドラマは「これから家を買おうとしている人」に是非見て頂きたい物語です。
様々な不動産取引を、ドラマを通して疑似体験することで、色んな知識や気づきを得られるでしょう。
基本的にはコメディータッチなので、堅苦しくなく楽しんで見られます。不動産の本は堅苦しい難しめの本が多いですよね。『正直不動産』は易しく、それでいておもしろいです。
不動産業界で「正直」は通用するか
これだけITが発達した現代でも、不動産業界は情報の非対称性が大きいと言われます。買主よりも不動産業者の方が多くの情報を持っているので、情報の格差が生じます。
この構造を利用すれば、業者側は伝えたい情報を積極的に開示し、伝えたくない情報は開示しないスタンスをとることができてしまいます。「正直」でいるのが難しい業界なのかもしれません。
永瀬もその一人。嘘をついて好成績を上げ、派手な暮らしをしていた永瀬はどこか不幸そう。しかし、「正直」を武器にしてからの彼には、明らかに変化がみられます。
どんな変化なのか、それは是非ご自身の目でぜひ確かめてみてください。正直でいることが難しい業界だからこそ、正直であることは価値を生み、多くの共感を生むのかもしれません。
NHKで4月5日から放送開始
原作マンガももちろん面白いので、予習したいという方は是非下記URLからチェックしてみてください。
NHKのHPでは、続々と出演者情報もアップデートされています。
嘘がつけなくなった永瀬は、「正直」を武器に不動産業界をどう渡り歩くのか。必見です。
ドラマ詳細:NHK
マンガ詳細:小学館