優先順位の付け方のコツ

2020年08月14日

優先順位

多くの人が世の中にない物件を探している

「ずっと物件探しているけど、いい物件に出会えない」

誰しも環境がよく便利な場所に住みたいものです。そして、できれば新しく広いおうちに住みたい。でも、現実的には予算があります。予算と相場が合わないまま物件探しを続けて、疲れてしまったという方を何人もみてきました。

 

そこで今回のテーマは「優先順位の付け方」。住宅購入ははじめてという方であれば、そもそも相場は分からなくて当然。予算と相場がかけ離れていたときに、何を優先して、何を捨てるのかを切り分けていくことが大切です。優先順位をつけるにあたっての考え方や、やり方のコツをご紹介していきます。

いくら物件を見ても優先順位は分からない!?

まずやるべきは、物件をたくさん見ることではなく、自分自身の中に判断軸をつくることです。判断軸がないまま物件を見に行っても「他にまだいい物件があるかもしれない」と、決め手にかけるでしょう。そうならないためには、まず自分自身で大きな地図を描いてみるのが大切です。地図を描くとは、下記の3つのステップを踏むことです。

 

①   現在地を把握する

参考記事:住まいと暮らしの現状把握をしよう

②   目的地を決める

参考記事:本当の理想の描き方

③   過去に試したルートを確認する

 

※①の「現在地の把握」、②の「目的地を描く」については別の記事で詳しく書いておりますので是非参考にしてください。

 

現在地を把握し、目的地が決まったら、あとは目的地に向かって歩き出すだけ。しかし、その間に山があったり、障害物があったり一筋縄ではいきません。こと住宅購入の場合は予算の制約があります。予算の中で最大限の効果を発揮するためには、過去の行動を振り返り、そこに見え隠れする自身の価値観から、判断軸を作り上げていく過程が不可欠です。

 

過去の行動を振り返る

「現在」は過去の判断の積み重ねでできています。決めた目的地に向かって過去にどんな行動をしてきたか、その結果どうだったのかを洗い出してみましょう。あまり難しく考えずに、最近の行動から書き出していくのがオススメです。今この記事を読んで頂いているのも行動のひとつ。昨日ネットで物件をこういう条件で検索したということもそうです。

 

やってみた結果どうだったか、満足いく結果だったのか、などを書き出していきます。この過程がなぜ大切かというと、過去の行動リストから本当に望んでいることが見えてくるからです。本当に望んでいることなら、手に入れるための行動量は必然的に多くなります。何に多くの時間を費やしてきたのか、これが優先順位を考える上でのヒントになります。

費やした時間×満足度で判断軸を固める

 

費やした時間が多いのにも関わらず、現状満足度が得られていないことがあれば、それは住宅購入で最も解決すべき課題になります。それはあなたにとって何でしょうか。それが解決されたらどんな気持ちになるでしょうか。解決されたら心から嬉しいと感じること、それこそが強い判断軸になりえます。

 

■まとめ

現状を把握しよう

理想を描こう

理想を実現するためにした過去の行動と結果(満足度)を書き出そう

俯瞰してツボをおさえよう

 

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