築20年以上の物件を選ぶ3つのメリット
2021年09月24日
築20年以上の物件を選ぶ3つのメリット
半年くらい物件を探しているけど、なかなか良い物件が出てこない」
こんなとき、もう少し待ってみようかと期待してしまいますよね。でも実際は条件を変えない限り、待っても出てこないケースがほとんど。なぜなら不動産には相場があるからです。相場はエリアと広さ、そして築年数の3つで構成されています。よって予算を上げるか条件を緩和するかをしないと、どれだけ時間をかけたところで見つからないのです。
なかなか予算を上げるのも限度があると思います。そこで、築年数の条件の緩和を検討してみてはいかがでしょうか。具体的には築20年以上の物件を条件にいれてみるのです。なんとなくのイメージで避けてしまいがちな築古物件ですが、メリットも多いのも事実。築古の物件を視野にいれることで、予算を上げずに物件の選択肢を増やすことにつながります。
築20年以上物件を選ぶメリット
メリット1:検討できる物件数が増える
こちらは築年数による価格の推移を表したグラフです。築20年時点で新築時の約50%まで価格が落ちているのがわかります。新築では手が出ないエリアでも、築20年以上ならチャンスがあるということです。例えば、静岡市葵区で広さ60㎡以上、築20年未満だと「7件」ですが、築20年以上も条件にいれた場合「23件」。3倍以上に物件数が増えます。(※1)
※1:REINS 2021年8月時点のデータより
メリット2:資産価値が目減りしにくい
参考:土地代データ
マンションの価値は建物と土地の二つで成り立っています。経年により資産価値が下がる建物に対し、土地の価値はほぼ一定です。こちらのグラフは静岡市葵区の土地の価値を表したグラフです。過去20年にわたりほぼ一定だということがわかります。築古になればなるほど価値に占める土地の割合が増えるため、資産価値は目減りしにくいといえます。
メリット3:好立地の傾向にある
人気エリアほど、築古物件が多い傾向にあります。例えば、2021年住みたい街ランキング(※1)1位の静岡市葵区では、平均が築27年ですが、3位の同市駿河区では築24年、5位の駿東郡長泉町では築12年です※(2)。上位になるほど築古傾向で、平均築年数が20年を超えています。よって、築20年以上を条件にいれることで選択肢が広がるのです。
(※1)REINS 2021年8月時点REINS在庫物件より算出
以上、築古物件を視野にいれるメリットをご紹介しました。避けられがちな築古物件ですが、予算を上げずに物件の選択肢を増やすことができ、しかも人気エリアかつ資産価値が安定した物件選びにつながる可能性が高いのです。物件探してみたものの、なかなか良い物件に出会えないという方は、是非築20年以上も検索条件にいれてみてください。
気になる築古のデメリットは?
一方で、築20年以上となると今度は「耐震性大丈夫?」「あとどれくらい住めるの?」ということが気になりますよね。気になる方は是非こちらの記事も参考にしてみてください。正しく知ることで、よりかしこい住宅購入につながります。
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