鉄筋コンクリートの特徴

2021年07月09日

鉄筋コンクリートの特徴

鉄筋コンクリートの特徴

マンションの構造で多く採用される鉄筋コンクリート造。あなたは、鉄筋とコンクリートについて、どれくらい知っていますか?鉄筋とコンクリートの素材の特性や弱点を知ることが、実は物件選びにも役立ちます。意外と奥が深くて面白い鉄筋コンクリート。中古マンション選びの予備知識として、是非参考にしてください。

 

鉄筋とコンクリートは相性抜群

まずは鉄筋の特徴から。鉄筋は、鉄製の細長い棒のことです。鉄筋はひっぱる力には強く、圧縮する力には弱いという特徴があります。弱いといっても人の力ではよっぽどの怪力でない限りびくともしません。大きな地震などの大きな力が加わったときに圧縮方向に力が加わると、曲がったり破損したりする可能性が高いです。

 

次にコンクリート。コンクリートは、セメント、砂、砂利に水を混ぜて固めた人造石です。鉄筋とは対照的で、圧縮に強くひっぱりに弱いという特徴があります。更に、鉄筋とコンクリートは熱膨張率が同じという特徴があります。温度変化による膨張率が同じなので、組み合わせて使うことに適しているのです。

 

以上から、鉄筋とコンクリートの相性は抜群で、建物として使うにはこの上ない組み合わせなのです。

 

鉄筋コンクリート造の弱点は「中性化」

鉄筋コンクリートの弱点。それはコンクリートの中性化です。コンクリートは通常高いアルカリ性状態に保たれていますが、中性化により酸性へと傾きます。コンクリートが酸性へと傾くと、コンクリート内部の鉄筋が酸化され、錆びやすくなります。鉄筋は錆びると膨張します。鉄筋が膨張するとコンクリートのひび割れを誘発します。

 

鉄筋が錆び、コンクリートがひび割れると強度を失い、大きな地震などの際に倒壊しやすくなります。よって、鉄筋コンクリート造のマンションでは、「中性化をいかに防ぐか」が大切になります。大規模修繕工事といって、13年から15年周期で行うことを推奨されているものがちゃんと定期的に行われているかどうかを必ず確認しましょう。

 

「中性化」を防ぐ工事が定期的に行われているかをチェック

大規模修繕工事には、一戸当たりおおよそ100万円程の負担が必要といわれているので、計画的に修繕積立金が貯められているかどうかも中古マンション選びのポイントとなります。これが貯められていないと、一次負担金を徴収されたり、急に修繕積立金が倍に跳ね上がったりと資金計画を大きく狂わせることになります。

 

エリアや立地、外観などばかりにつられてあまり見られることの少ない管理状態ですが、安心して長く住むには大切な要素です。鉄筋コンクリート造の弱点である中性化対策が定期的に行われているかどうか、不動産のプロに相談の上、購入するかどうかを決めるのをオススメいたします。