キッチンのレイアウト-排水ルートの確認編

2024年02月16日

排水ルート

キッチンのレイアウト -排水ルートの確認編-

 

中古マンションのリノベーションは、理想の暮らしを実現する手段として人気です。

 

なかでもキッチンのレイアウト変更は、暮らしの質を向上させるポイントのひとつとして関心が高くなります。

 

そこで今回は、キッチンのレイアウト変更をする際に確認しておきたい「排水ルート」に焦点を当てて解説していきます。

 

 

■キッチンの配置を確認

リノベーションを検討する場合、内覧時にキッチンの現状を把握しましょう。

 

キッチンの形状や寸法を確認し、レイアウト変更の余地があるかどうかをチェックしていきます。

 

柱や梁、パイプスペース(以下PSと記載)などの構造上の制約がある場合、希望する仕様に変更することが難しい場合もありますので注意が必要です。

 

 

PSの位置確認

キッチンのレイアウト変更において、特に排水ルートは事前に確認しておきたい項目です。

 

キッチンからの排水は配管を通りPSへと流れていきます。PSの位置は間取り図面に表記されていることがほとんどですので、内覧時に販売図面をみて確認することができます。

 

 

キッチンとPSとの距離の確認

基本的に、キッチンとPSを離せば離すほど床が上がります。水を流すために勾配をとる必要があるためです。新築当初の状態では、キッチンとPSは隣接していることが多いため、リノベーションでレイアウト変更をする際には必然的にキッチンとPSの距離が遠くなる傾向にあります。

 

つまり、床上げの必要が出てくるということになります。

 

床上げの場合は通常より施工費が発生しますので、注意が必要です。

 

 

床上げせずに対面キッチンにする方法とは?

キッチンとPSを最短距離にすれば、わざわざ床を上げる必要はありません。PSに隣接する形で対面型にできないかを検討してみましょう。

 

例えば、II型キッチン(シンク側とコンロ側がセパレートになっているタイプ)なら、シンク側をPSに隣接させることにより床上げの必要はありません。

 

このように床上げせずとも対面型にする方法はあります。

 

 

専門家の助言を得る

排水ルートの変更は専門的な作業であり、プロのアドバイスが欠かせません。

 

内覧後、リノベーションの計画を進める際には、建築士やリノベーションの専門家に相談し、技術的な側面やデザイン的な制約を確認することが賢明です。できれば内覧時に同行してもらうのも有効でしょう。ある程度レイアウトのイメージをもって購入判断ができます。

 

 

■まとめ

リノベーション前提の中古マンション内覧において、排水ルートの確認はとても大切です。特にキッチンのレイアウト変更を希望するのであれば、排水ルートの変更には様々な要素が絡むため、内覧時にこれらを確認することが不可欠。

 

リフォーム・リノベーションの専門家のアドバイスを得ながら慎重に確認していきましょう。

 

 

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