炎のある暮らし
2022年08月19日
炎のある暮らし
疲労…それは現代に生きる私たちが共通して抱えている問題です。
厚生労働省が1999年に行った調査によると「疲れていますか」という質問に6割の人たちが「はい」と答えました。
また、大正製薬が2019年に行った調査では「肉体的か精神的、どちらの疲労をより強く感じますか」という質問に対して「どちらかというと精神的」が最も多い回答となりました。
精神的に疲れている現代人。
私たちに必要なのは「癒し」なのでは。
そこで今回は「炎をインテリアに取り入れる」ことをテーマにお送りします。
日常に取り入れるには?3つの方法
なぜ炎なのか。それは、炎の揺らぎには、癒しの効果があると言われているからです。この揺らぎは1/fゆらぎと呼ばれ、人は1/fゆらぎを感知すると、自律神経が整えられ、精神が安定し、活力が湧くと考えられています。
1.キャンドル
炎のゆらぎを最も手軽に取り入れることができるのが、キャンドルです。
少し照明を落として、その代わりにキャンドルを灯す。ゆっくりお酒を飲みながらお気に入りの音楽を聴いたり、家族や友人と他愛のない話をしたり。
キャンドル自体にもこだわるなら、ソイキャンドルがおススメ。原料が100%大豆由来のものなら、空気の浄化作用があるともいわれています。
2.ランタン
見ているだけで癒されるような雰囲気があるのが、ランタンの魅力。
ランタンに火を灯すだけで、キャンプ感が高まります。そんなアイテムをキャンプのときだけしか使わないのはもったいない。
優しく穏やかに周囲を照らし、長時間じっくりと燃焼し続けるランタン。
キャンプ好きは、おうちにいながらキャンプ気分を味わえるので一石二鳥です。
3.バイオエタノール暖炉
バイオエタノール暖炉とは、バイオエタノールを燃料とした最新鋭の暖炉です。
バイオエタノールとは、木材やサトウキビ、トウモロコシなどを発酵させて作ったアルコールのことです。
煙や燃えカスが出ないため煙突が不要で、マンションやアパートなどでも手軽に設置することができます。
より大きな炎を感じたい方にはおススメのアイテムです。
火事には要注意
手軽に癒し効果を得ることができる一方で、アロマキャンドルなど火を使ったインテリアが原因で火災事故も起きているのも事実。火を使う際は、可燃物を近くに置かない。そして、使用時には眠らない。これが最低限守るべきルールです。
癒しを得ようとして火事になってしまったら元も子もありません。最大限の注意が必要です。
今回は、「炎をインテリアに取り入れる」ことをテーマにお送りしました。
ひっきりなしに情報が入ってきてしまう現代。意図的に情報を遮断し、原始的な環境に身を置くことが大切なのかもしれません。
一度スマホやPCから離れて、炎の揺らめきをじっと眺めてみてはいかがでしょうか。
きっとリラックスでき、明日への活力につながるはずです。