長期修繕計画はマンション購入前に確認を

2020年05月15日

長期修繕計画

長期修繕計画とは、長期にわたるマンション全体の修繕計画のこと。外観や価格、立地などに気を取られて、長期修繕計画を確認せずに買ってしまう人もいます。これは失敗の元。今回のテーマは長期修繕計画。買った後に後悔しないように、中古マンションの購入を検討している方は是非ご覧ください。

 

「来月から修繕積立金が2倍!?」にならないように

 

 

「平成30年度(2018年度)マンション総合調査結果」によると、7%のマンションは長期修繕計画がない状況です。

長期修繕計画 平成30年度調査①

参考:平成30年度(2018年度)マンション総合調査結果

 

7%のマンション、つまり長期修繕計画が無いマンションをもし買ってしまった場合、どんなリスクがあるのでしょうか。

 

・修繕工事のためのお金が足りず、月々の修繕積立金が大幅に値上がりする

・一時徴収金として、数万から数十万円徴収される

・修繕工事が延期され、老築化が早まる

・外観等の美観が損なわれ、マンションの価値が下がる

・価値が下がることで住民が離れていき、空き家が増える

・マンション自体がスラム化し、住むことが困難になる

 

少し大げさに言い過ぎなのかもしれませんが、上記のようなリスクが想定されます。長期修繕計画があるマンションを選べば、そのようなリスクを減らせます。

長期修繕計画をもとに月々の修繕積立金の額が決まる

 

なぜリスクを減らせるかというと、長期修繕計画によって、どんな工事がいつ必要で、それにはいくらかかるのかがおおよそ予測できるからです。そこから毎月の修繕積立金に落とし込むことにより、急激な値上げや一時徴収金を避けることができます。具体的には下記のような修繕工事が計画に盛り込まれています。

 

・鉄部等塗装工事

・外壁塗装工事

・屋上防水工事

・給水管工事

・排水管工事

 

「平成30年度(2018年度)マンション総合調査結果」によると、53.6%が25年以上の長期修繕計画をもとにして、修繕積立金をいくらにするのかを決めています。長期修繕計画がない場合、修繕積立金の金額に根拠がないため、大きく変動するリスクがあります。

 

長期修繕計画 30年度調査②

参考:平成30年度(2018年度)マンション総合調査結果

 

75%が修繕積立金が国の目安を下回る

 

長期修繕計画が存在するだけでは不十分。2018年3月26日の日経新聞の記事によると、全体の75%のマンションが修繕積立金の目安を下回っています。適切な修繕をしてくためには、計画を見直し、適切な値上げを検討するなど、随時改定していくことが必要になります。

 

参考:日経新聞(2018年3月26日)

 

管理が良いマンションは、長期修繕計画が適切なタイミングで見直されています。例えば、共用部の廊下にLEDを採用して、月々の電気代を節約する。節約した分のお金で、住民からのリクエストが多かった宅配ボックスを設置したりと、住民が快適に過ごせるように修繕されています。

 

長期修繕計画の有無を内覧のときに確認しよう

 

中古マンションを内覧する機会があれば、是非、長期修繕計画を見せてもらってください。大規模修繕工事はいつ頃予定されているか、直近でいつ行ったのか、潤沢にお金は貯まっているのかを確認しましょう。アイワ不動産では、経験豊富なスタッフが管理状態の見極めのアドバイスまでさせて頂きます。是非お気軽にご相談ください。