中古マンションのリフォーム・リノベ制限

2025年04月18日

リノベ制限

中古マンションのリフォーム・リノベ制限まとめ

 

中古マンションを購入してリフォームやリノベーションを検討する際、まず確認するべきなのが「どこまで自由に工事できるのか?」という点です。

 

リフォーム・リノベーションには管理規約による一定の制限があるため、事前の確認が欠かせません。

 

今回は、マンションのリフォーム・リノベ制限について整理し、事前にチェックするべきポイントを解説します。

 

 

1. マンションのリフォーム・リノベーションに制限がある理由

マンションは共同住宅のため、居住者全員が快適に暮らせるように管理規約が設けられています。

リフォーム・リノベーションの制限は、主に以下の理由によるものです。

 

● 建物全体の安全性の確保(構造部分の変更制限)

● 騒音や振動など、他の住民への配慮(工事時間や作業制限)

● マンション全体の統一感の維持(外観や共有部分の変更禁止)

 

 

2. 「できること」「できないこと」の基本ルール

 

(1)専有部分と共用部分の違いを理解する

マンションでは、住戸内であっても「専有部分」と「共用部分」に分かれており、リフォーム可能な範囲が異なります。

図

 

(2)事前に管理規約を確認すべきポイント

リフォーム・リノベーションを進める前に、以下の点を管理規約で確認しましょう。

 

● 管理組合への申請が必要か?

→ 床材の変更(カーペット → フローリング)は遮音規定がある場合が多いです。

→ キッチンや浴室の位置変更は、排水管の接続制限があるケースもあります。

 

● 工事可能な時間帯や期間

→ 平日のみ可、土日不可などのルールがあります。工事時間も定められている場合があり、時間外に工事をするとトラブルに発展します。

 

● リノベーションの際の注意点

→ 近隣住民への事前説明の上、署名などが必要な場合があります。

→ 施工業者や、住宅設備(ユニットバス等)のメーカーや型式の指定があることもあります。

 

 

3. 具体的なリフォーム・リノベの制限例

 

(1)間取り変更の制限

・ 壁の撤去や新設は可能な場合が多いですが、構造壁(耐力壁)は変更不可。

・ 水回りの移動は、マンションの配管や換気のルートによって制限されることがあります。

 

(2)フローリングの変更

・ 防音性の高い床材が義務付けられていることが多く、規定以上の遮音等級(LL-45など)が必要です。

 

(3)窓・玄関ドアの交換

・ 外観に影響するため、ほぼ全てのマンションで禁止されています。

・ 窓ガラス交換など、一部の改修は管理組合の許可があれば可能な場合もあります。

 

 

4. まとめ スムーズなリノベのために事前確認を!

マンションのリフォーム・リノベーションは、自由にできる範囲が限られています。

 

工事開始後に「これはダメだった!」とならないよう事前に管理規約をしっかり確認し、管理組合へ相談することが大切です。

 

特に間取り変更やフローリングの変更を検討している場合は、事前に許可申請が必要か必ず確認しましょう。

 

 

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