無垢材の魅力

2021年03月19日

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無垢フローリングってどうなの?

リノベーションは素材選びが自由であることが大きな魅力。無垢フローリングは人気の素材の一つです。今回は無垢フローリングをテーマに、無垢材のメリット・デメリットなどを深堀していきます。素材の特性を理解して頂き、素材選びに役立てて頂ければ幸いです。

 

無垢材は経年変化が楽しめる

無垢材とは、天然木から取り出した木を1枚の板に加工した自然素材のことをいいます。木は呼吸しており、調湿作用があります。天然木ならではの肌触りの良さと、時が経つほど美しくなる経年変化が楽しめるのが大きな魅力。また、天然木ならではの香りによるリラックス効果も期待でき、見た目も触り心地も香りも楽しめることが人気の理由です。

 

一方でデメリットもあります。天然の木を乾燥させただけの素材であるため、湿度変化にともない膨張と収縮を繰り返します。よって反りや隙間が発生することもあります。反りが発生することできしんだり、乾燥による収縮が進むことで隙間ができたりすることにより、間にゴミ等がつまりやすくなるという問題もあります。

 

無垢材にそっくりのコスパ高い素材とは

無垢材と似ている素材に合板があります。合板は複数の板を接着剤で張り合わせてある床材のことです。合板の表面には、化粧材や天然木をスライスしたツキ板を張りつけています。ツキ板によっては天然木の自然な木目が活かされていて、無垢材と見分けが付かないものも。それでいて価格は無垢材よりも安く、反りも少ないためコスパの高い素材といえます。

 

合板は、薄くスライスされた木材を接着剤で張り合わせているため、接着剤の使用量が増えます。以前はホルムアルデヒドなどの化学物質が部屋に充満することでシックハウス症候群になるという問題もありましたが、最近では接着剤も改良され問題も少なくなりました。しかし肌ざわりや経年変化という点では無垢材にはどうしても劣ります。

 

マンションリノベの際の注意点

中古マンションでフローリングを使いたい場合は注意が必要です。物件によっては管理規約によってそもそもフローリングが禁止されている物件が少なからずあります。また、遮音等級によって床材の仕様や床上げの施工方法に基準を設けている物件もあります。購入前に管理規約を確認し、フローリングの規定を確認することをオススメします。

 

素材の適材適所

今回は木の床材として、無垢材と合板の二つをご紹介しました。それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、適材適所で素材を使い分けることができるのもリノベーションの魅力。例えば、皆で長く過ごすリビングは無垢材、北側で乾燥しやすい寝室は合板で仕上げれば、コストを抑えつつ、無垢材ならではの魅力を楽しむこともできます。

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