未来都市WOVEN CITYの目指すもの

2021年05月21日

未来都市

ハイウェー

出所:『昭和ちびっこ未来画報 ぼくらの21世紀』より(1969.小松崎茂氏)

 

 

未来都市-WOVEN CITY-

高速道路脇に設置された巨大ロボット。スピード違反の車を見つけると超音波でエンジンを弱め、ロボットアームで捕まえて強制排除。近未来的でどこかアナログな未来予想図は、1969年に描かれたものです。1969年といえば、東名高速道路が開通した年。交通死亡事故が急増し「交通戦争」という言葉も生まれた時期です。

 

あれから約50年。新たな未来予想図ともいえるプロジェクトが動き出しています。

 

その名もWOVEN CITY(ウーブンシティ/以下WCと略)。

2021年2月、静岡県にて着工しました。

 

未来都市予定図

出所:『ウーブンシティ』トヨタ

 

 

ヒト中心の街

WCは何を目指すのか。まず「①ヒト中心の街」であること。ここでは高齢者や子育て世代など社会課題を抱える世代と、発明家がともに暮らします。それにより、必要な発明をタイムリーに起こす「②実証実験の街」を目指します。課題がある限り実証実験は続きます。つまり、どこまでいっても「③未完成の街」なのです。これら3つがWCのコンセプトです。

 

例えば、交通事故。WCには巨大なロボットは登場しませんが、ユニークな3種類の「道」が登場します。スピードが速い車両専用の道、歩行者とスピードが遅いパーソナルモビリティが共存する道、公園内歩道のような歩行者専用の道。これらが編むように張り巡らされた道と、誰よりも安心できる自動運転技術で交通事故0を目指します。

 

 

幸せの量産

WC構想の根底にあるのは、豊田章男さんの思い。WCをWCたらしめるのは、最新技術でもなく、コンセプトでもなく、豊田章男さんの「幸せを量産したい」という思いなのかもしれません。社会課題の解決とワクワクの両立。ワクワクしないと重い腰は上がりません。人間の本質をよく見抜いているからこそ、多くの共感を集めるのではないでしょうか。

 

 

WOVEN CITYを取り入れる

いま、トヨタは売るものを車(モノ)から移動(コト)へ変革しようとしています。その過程の中で生まれたWC構想。幸せの量産という大きな目的を達成するために、移動を発明する。安心安全な移動を実現するために、車や街をつくるという流れです。まず目的があり、次に目的を実現するためのコトがあり、コトを実現するためのモノがある。

 

これは私たちの暮らしにも応用できることです。まずどんな暮らしをしたいのか、ワクワクする未来予想図(目的)を描き、そこでの暮らし(コト)を想像する。その暮らしを実現するための住まい(モノ)を手に入れる。

 

核になるのは、あなたがどんな暮らしをしたいのか、です。こんな視点でみれば、WCの見方が変わるかもしれません。

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