『管理組合』の見極め方
2025年04月25日
マンション購入後に後悔しないための『管理組合』の見極め方
マンションを購入する際、間取りや立地、価格などを重視すると思います。
そこで見落としがちなのが「管理組合の運営状況」です。
管理組合の運営がしっかりしているかどうかは、長く安心して暮らせるかを左右する重要なポイントです。
この記事では、マンション購入後に後悔しないための管理組合のチェックポイントを解説します。
1. 管理組合とは?
管理組合とは、マンションの所有者(区分所有者)全員で構成される組織で、共用部分の維持・管理やマンション全体のルール策定を行います。管理組合の運営がしっかりしていると、建物の価値が維持され、快適な住環境が保たれます。
2. 事前にチェックすべき管理組合のポイント
(1) 管理費・修繕積立金の適正額と滞納状況
● 管理費・修繕積立金が極端に安いマンションは要注意!
→ 安すぎると適切なメンテナンスが行われず、将来的に修繕費が一気に値上がする、高額の一時金が必要になる可能性があります。
● 修繕積立金の残高を確認
→ 十分な積立がない場合、大規模修繕時に追加徴収が発生するリスクがあります。長期修繕計画と合わせて、計画通りに貯められているかを確認します。
● 滞納者が多い場合、管理が機能していない可能性も
→ 長期間滞納があると、管理組合の運営に支障が出ます。滞納者に対して、然るべき対応が取られているかを確認します。
(2) 長期修繕計画の有無と内容
● 長期修繕計画がしっかり立てられているか?
→ 目安として、15〜20年先までの修繕計画があるかを確認します。長期修繕計画は国土交通省が作成ガイドラインを出しているため、それに沿った内容であれば、なお良いです。
→ 屋上防水、外壁補修、エレベーター更新など、大規模修繕の予定が明確になっているかどうかを確認します。
● 実施履歴と計画が一致しているか?
→ 予定されていた修繕が未実施の場合、資金不足の可能性があります。
(3) 管理組合の運営状況
● 理事会が機能しているか?
→ 理事会が定期的に開かれ、適切な意思決定が行われているか。
→ 役員のなり手がいないマンションは、運営が滞るリスクがあります。
● 管理会社との関係は良好か?
→ 管理会社が適切に業務を行っているか、住民の意見が反映されているか。
(4) 住民のコミュニティの雰囲気
● 住民の意識が高いマンションは管理が行き届いている傾向
→ 清掃状況や掲示板の案内をチェックすると、管理意識の高さが分かります。
● 総会の参加率もチェック
→ 参加者が少ない場合、住民の関心が低く、管理が形骸化している可能性があります。
3. まとめ 管理組合の状況を見極めて安心のマンション選びを
マンション購入時には、間取りや価格だけでなく、管理組合の運営状況も重要なチェックポイントです。
管理費・修繕積立金、長期修繕計画、理事会の運営状況、住民の意識などをしっかり確認し、後悔のない住まい選びをしましょう。
購入前に重要事項説明書や管理規約を確認し、不明点は管理会社や売主に質問するのもおすすめです。
しっかりとした管理が行われているマンションを選ぶことが、長く安心した暮らしにつながるのです。
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