中古マンションの「防音性能」を見極める
2025年05月30日
生活音が気になる人必見!中古マンションの「防音性能」を見極めるには?
「上の階の足音が気になる…」「隣の声が聞こえるのはちょっと…」
中古マンション選びでは、このようなお悩みをよく耳にします。
お子さんのいるご家庭や、在宅ワークが普及した中で「静かに暮らせるかどうか」は物件選びの重要ポイントになっています。
今回は、中古マンションの防音性能を見極めるポイントについて、ご紹介していきます。
🔍 内見前にチェック!防音に強い物件の特徴
内見の前でも、次のような点から防音性能をある程度チェックできます。
● 築年数が新しめ(2000年以降)の物件
→ 2000年以降築の物件は床スラブ厚が比較的厚いことが多く、遮音性が向上していることが多いです。
● SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート)やRC造の建物
→ 木造や軽量鉄骨よりも音が響きにくい構造です。
● 床スラブ厚が200mm以上
→ 「スラブ厚」とは、上下階を隔てるコンクリートの厚さのこと。分譲時のパンフレットで確認できることもあります。
● 二重サッシや防音窓が採用されている物件
→ 外からの音を遮るだけでなく、室内の音漏れも軽減できます。
👂 内見時にできる“音”チェックポイント
防音性能は、実際に現地に行ってみて初めてわかることも多いです。内見時にはこんなことを意識してみましょう。
● 昼と夜で音の違いを感じられるか(可能であれば複数回訪問)
● 上階や隣室から音が聞こえないか
● 玄関ドアやサッシを閉めたときの外音の遮断具合は
● 建具の隙間がしっかりしているか
気になるときは、物件担当者に「過去に音のトラブルがあったかどうか」を聞いてみるのもおすすめです。
🛠 防音性を高めるリフォームの余地も◎
気に入った物件でも音が気になる…そんなときは、リフォームによる防音対策も視野に入れてみてください。
● 防音カーペットや遮音マットの導入
● 二重窓の後付け
● 壁の防音パネル施工(TVの後ろなど部分的にも効果あり)
防音性が不安な物件でも、住み始めてから改善できるポイントは意外と多いのです。価格や立地、日当たりなどを優先しつつ「スラブ厚200mm以上」や「2000年以降」まで条件に入れると、予算に合う物件がなかなか見つからないものです。
だからこそ、住み始めてからでも改善できるポイントを知っておくのがおすすめです。
☑ まとめ:防音性=暮らしの満足度に直結!
音の問題は、ストレスや睡眠の質にも直結します。だからこそ、購入前のチェックがとっても大切。
「中古マンション=音が響く」というイメージをお持ちの方も、実はしっかり見極めれば、静かな暮らしは手に入ります。
リフォーム・リノベーションで改善できる部分も多くあるので、それを踏まえて物件選びをしてみることをおススメします。
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